最後の章を残すのみ。
長い長い小説でした。
最後まで読み進めてませんが、感想を。
モダンホラーを再び書いたキングとは言っても、
視点は主人公のみ。
そこはモダンホラーの構造から離れてますし、
主人公の内面、葛藤を延々と語る語り口は純文学。
だるいかもと最初は感じました。
島に移住した主人公が絵を描き始めてから、
このまどろっこしい感じがなくなってきました。
たくさんの登場人物が性格描写されて、
しっかり頭に残るあたりが文豪の技。
最後に悪霊(と言っておきましょう)との対決。
ここは過去の作品と比べると随分抑えめの描写。
円熟味を感じる作品なのかもしれませんが、
「シャイニング」など、初期の作品と比較すると随分大人しい。
キングの老いかなあと感じる部分でした。
島の描写が怖くも美しい。フロリダの大自然を楽しむことができました。
本好きにはお勧めの1冊です。